ANA JCBワイドゴールドカードのメリット・デメリットからカードの特徴を解説していきます。
現在入会キャンペーンでは、最大32,000マイル獲得可能(抽選込みで92,000マイル)なっており前回キャンペーンより少額になっております。今回はANA主催のキャンペーン30,000マイル分が無くなっている為少額になっています。
前月のキャンペーンが最大62,000マイル(抽選込みで122,000マイル)獲得可能となっていたので、今月は見送りでもいいかもしれません。
ANAゴールドカードの中では、カードの基本性能と年会費のバランスが最も良いカードです。
2024年4月 入会キャンペーン | 前回キャンペーン時 獲得可能マイル | |
通常入会特典 | 2,000マイル | 2,000マイル |
利用金額150万円以上の利用で | キャンペーン特典マイル30,000マイル | キャンペーン特典マイル30,000マイル |
(150万円以上の利用で抽選50名様に) | (60,000マイル) | (60,000マイル) |
100万円以上の利用で | ANA主催キャンペーンキャンペーンなし | 30,000マイル |
累計 | 92,000マイル | 122,000マイル |
ANA JCBワイドゴールドカードのメリット・デメリット
ANA JCBワイドゴールドカードのメリットとデメリットからご紹介していきます。
メリット
メリットは4つ考えられます。
以下で、それぞれを解説していきたいと思います。
①年会費が安い
ANA JCBワイドゴールドカードの年会費は15,400円(税込)となっています。JCBのサービスであるスマリボを設定して5,000円割引を受けることができると実質10,400円になります。
ANAゴールドカードの中でも、VISAとMaster、JCBは年会費は同じ金額に設定されていますが、最安に抑えることができるのはJCBカードになります。
特典内容がVISAやMasterよりも良いので、JCBの年会費は安く、ANAゴールドカードで最もコスパが良いと言えます。
②年間の利用金額でマイル還元率が上がる
ANA JCBワイドゴールドカードは、JCB STAR MEMBERSが適用されますので、年間の利用金額に応じてポイント還元率がアップします。
※JCB STAR MENBERSの解説はこちら
利用金額によって還元率は変わりますが、年間300万円以上利用があればANAマイル還元率を1.075%まで上げることができます。(通常1%)
マイル還元が高いカードは、年会費も高額なプレミアムカードしか対象になっていませんので、年会費1万円台のカードで1%を超えるマイル還元率が出せる点はメリットと言えます。
ANA Payチャージ、利用での還元率が1.1%にできる点もメリットになるので、上記と合わせると1.175%の還元率になりますので、年会費とのバランス見るとかなり高還元と言えます。
③ラウンジキーが付帯
ANA JCBワイドゴールドカードは、世界1,100箇所以上の空港ラウンジを利用することができます。
プライオリティパスと似たようなサービスと思ってもらえれば大丈夫です。
ラウンジキーの利用料金は、都度$35ドルが必要になります。
※ラウンジキーの解説はこちら
海外の空港ラウンジを無料で利用することができるプライオリティパスは、年会費$469ドル(約70,000円 @150円/$)かかり、最安で持つならセゾン アメックスゴールドにインビテーションで入会し条件をクリアすれば、年会費無料でプライオリティパスの年会費11,000円(税込)のみで保持する事ができます。
なので、海外の空港ラウンジを年に3回以上利用するなら、セゾン アメックスゴールドを合わせて持った方がお得になりますが、年1、2回の利用であれば、ラウンジキーで都度利用料金を払った方がお得ということになります。
④旅行保険が充実
ANA JCBワイドゴールドカードは、海外旅行保険、国内旅行保険、航空機遅延費用補償が付帯していますが、これらの保険がすべて自動付帯になっています。
※旅行保険の補償金額はこちら
自動付帯になっているので、旅行費用に支払いをANA JCBカードで行わなくても補償の対象になります。
旅行保険については、VISA、Masterは利用付帯になっているので、旅行代金の支払いがないと保険の適用ができません。
年会費が2倍以上するANAアメックスゴールドも利用付帯になっていますので、JCBにメリットがあると言えます。
デメリット
デメリットは2つ考えられます。
- 年会費がかかる
- 海外での決済に弱い
①年会費がかかる
年会費が安いことをメリットにしていましたが、年会費がかかることがデメリットと捉えることもできますので、挙げさせていただきます。
とは言え、ANAカードは一般カードでも年会費が2,200円(税込)でかかり、カードの特典も他社カードと比較しても充実しているので致し方ない部分ではあります。
マイルを貯めたい場合、年会費無料のクレジットカードは還元率が悪く不向きですので、貯めたいポイントに応じてクレジットカードを選ぶ必要が出てきます。
②海外の決済に弱い
JCBカードは、日本のクレジットカード会社になりますので、特に海外での決済が不利になります。
最近でも日本国内で使えない場所がちょこちょこはありますが、海外ではハワイや韓国の中心部を除くとほとんど使えません。
海外旅行をされる時は、年会費無料のクレジットカードで良いのでVISAかMasterカードを持っていくことをおすすめします。
海外旅行の利用は、旅行中の食事の支払いなど限定的で金額的に大きくならないと思われますので、マイルにこだわったカードでなくても良いかと思います。
※楽天カードなどでOKです。
↓ANA JCBワイドゴールドを申し込む
ANA JCBワイドゴールドカードの基本仕様
ANA JCBワイドゴールドカードの基本仕様を一覧表にまとめてみました。
国際ブランド | JCB |
個人/法人 | 個人カード |
年会費(税込) | 15,400円 |
家族カード(税込) | 4,400円 |
ETCカード | 無料 |
年会費優遇 | スマリボ登録・利用で5,000円キャッシュバック |
貯まるポイント | OkiDokiポイント or ANAマイル |
ポイントコース | マルチポイントコース 自動移行コースから選択 |
ポイント還元率 | 0.5% |
マイル還元率 | 1.0% |
マイル還元率アップ | 年300万円以上で |
カード入会:継続ボーナス | 入会:2,000マイル 継続:2,000マイル |
フライトマイル | +25% |
ANA航空券購入 マイル還元率 | 2.0% |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、QUIC Pay |
国内空港ラウンジ | 国内32空港、海外1空港 |
ラウンジキー | あり |
JCB優待サービス | JCB GOLD Basic Service |
空港手荷物宅配 | 優待料金 |
海外旅行保険 (自動付帯) | 死亡:最大1億円/家族1,000万円 (うち利用5,000万円) 傷害:300万円/家族200万円 疾病:300万円/家族200万円 |
国内旅行保険 (自動付帯) | 死亡:5,000万円 入院、手術、通院補償あり |
航空機遅延補償費用 | 国内・海外あり |
ショッピング保険 | 海外:500万円 国内:500万円 |
年会費
ANA JCBワイドゴールドの年会費は15,400円(税込)です。
家族カードの年会費は4,400円(税込)となっています。
ETCカードは、発行手数料、年会費ともに無料になっています。
また、スマリボという自動リボ払いの設定をして支払いがあると、5,000円のキャッシュバックを受けることができますので、実質的に年会費を安くすることができます。
ただスマリボで年会費を安くしてカードを保持しようとすると、管理が面倒で繰上げ返済を忘れると金利で大きな金額を取られてしまうので、基本的におすすめできるものではありません。
普段使わないカードで、年会費発生の直前だけスマリボを活用するような使い方であれば、うまいこと年会費を安くする方法として使えると思います。
継続特典
カードを更新すると2年目からは毎年継続特典として、2,000マイルのボーナスを受け取ることができます。
カードを持っているだけで2,000マイル(カード決済20万円相当)が獲得できるのは嬉しいですね。
ポイント・マイル還元率
基本的なポイント還元は1,000円=1ポイントでOkiDokiポイントが貯まります。
1ポイント5円の価値とされているので、基本的な還元率は0.5%ということになります。
ポイントの有効期限は3年です。
貯めたポイントは、ギフト券や他社ポイントへ交換することができますが、ANAマイルに交換するのが最も還元率、価値ともに高く使うことができます。
ANAマイルへの交換は、「マルチポイントコース」「自動移行コース」の2つのコースから選択することができます。
マルチポイントコース
マルチポイントコースは、普段はOkiDokiポイントとしてポイントを貯め、自分で好きなタイミングでマイルに交換することができます。
1OkiDokiポイントを10マイルで交換できますので、1,000円=10マイルを獲得することができます。
還元率は1.0%になります。
OkiDokiポイントの有効期限が3年、ANAマイルの有効期限が3年なので、最大6年間マイルを保持することができます。
自動移行コース
自動移行コースは、毎月自動でANAマイルに交換をしてくれるコースになります。
自動移行コースも還元率は1.0%になるので、どちらのコースを選んでも獲得できるマイル数に変わりはありません。
自動移行コースは勝手にマイルが貯まっていくので楽ですが、ANAマイルの有効期限を3年以上伸ばすことができない点は注意が必要です。
JCB STAR MEMBERS
年間利用金額に応じてボーナスポイントがもらえるJCB STAR MENBERSが適用されます。
年50万円の利用で+10%のボーナスポイント、300万円以上の利用になると+25%のボーナスポイント獲得となります。
年間利用額 | 年50万以上 | 年100万以上 | 年300万以上 |
適用ステージ | スターβ | スターα | ロイヤルα |
ポイント優遇 | +10% | +20% | +25% |
ボーナスマイル | 0.03% | +0.06% | 0.075% |
マイル還元率 | 1.03% | 1.06% | 1.075% |
このポイントはOkiDokiポイントで付与され、ANAマイルに交換した場合に0.075%分多く獲得することができます。
最大のANAマイル還元率は1.075%となります。
ANA VISAゴールド、ANAアメックスゴールドなどは、マイル還元率を1.0%以上にすることはできないので、JCB唯一のメリットになります。
気をつけたいのは、自動移行コースを選択した場合、ボーナス分のポイントは自動で交換してくれないので、自分でポイント交換をする必要がでてきます。
こういった面を考慮すると、マルチポイントコースを選ばれた方が良いかと思います。
ANA Payチャージ、利用でマイル還元率アップ
ANA PayはANA JCBワイドゴールドカードでチャージをすると、1,000円=0.6マイルが貯まります。
チャージしたキャッシュをお店利用すると、200円=0.5マイル貯まりますので、合計で1.1%の還元率にすることができます。
月間(月の初めから末まで)のチャージ上限は30万円までとなっていますので、日常のお買い物の還元率を高くしておくに十分な設定かと思います。
ANA Payはタッチ決済、QR決済、バーチャールカードでのオンラインショップの支払いに対応しているので、利便性も良くなっています。
上述のJCB STAR MENBERSと合わせると、最大のマイル還元率は1.175%となりますので、ANAゴールドカードでは最強の還元率になります。
コメント